満月の日は為替が荒れる?
差は見られない
本ページは過去統計の提示であり、投資判断・売買タイミングの示唆ではありません。
ドル円(USD/JPY)
- 平均(1日の値動き幅)
- 0.44%
- 満月の日 (±24時間)
- 0.44%
- 新月の日 (±24時間)
- 0.42%
- 満月の日の判定
- 差は見られない
ユーロドル(EUR/USD)
- 平均(1日の値動き幅)
- 0.42%
- 満月の日 (±24時間)
- 0.45%
- 新月の日 (±24時間)
- 0.40%
- 満月の日の判定
- 差は見られない
対象データ: 1999年〜2026年・ECB公表レート・7,107 営業日分
第2幕: 為替を大きく動かしていたもの
今回のデータで、はっきり見えた差はこちらです。
×5.9
ドル円が最も大きく動いた1%の日——金融危機、コロナショック、為替介入の日々——は、平常の約5.9倍動いています。相場を大きく揺らしていたのは、危機と政策のニュースでした。
少なくとも今回のデータでは、相場を大きく動かしていたのはニュースの見出しでした。満ち欠けとの関わりは、まだ見つかっていません。
「満月は相場が荒れる」という言い伝え
相場の世界には「満月・新月は転換点」「満月の日はボラティリティが上がる」という言い伝えが古くからあり、月齢をチャートに重ねるインジケーターも数多く存在します。学術研究でも「月相と株式リターン」は実際に検証されてきたテーマで、2000年代に小さな相関を報告した論文がある一方、その後の大規模な再検証ではほぼ再現されていません。本ページはこの問いを、為替(ドル円・ユーロドル)について毎日自動で検証します。
この判定はどう計算しているか
- データは欧州中央銀行(ECB)が毎営業日公表する参照レート(1999年〜)。広く引用される公的な値です
- 検証するのは値動きの方向ではなく大きさです。各営業日の対前日変化率の絶対値(その日どれだけ動いたか)を計算します
- 為替の値動きには強い曜日パターンがあります(週末明けの月曜、米雇用統計の金曜など)。そこで「同じ曜日×同じ月」の平均を期待値とし、実測÷期待の指数で比較します(出産トピックと同じ調整方式)
- ECBレート公表時点(欧州時間午後)の月齢で「満月の日(瞬間±24時間)」「新月の日」を判定し、各グループの指数の平均を平常(1.00)と比較します
詳しい判定基準は方法論をご覧ください。
注意していただきたいこと
- 本ページは過去統計の提示であり、投資助言ではありません。仮に判定が「差は見られない」以外になったとしても、それは取引で利用できる差を意味しません(取引コストを考えれば数%のボラ差に経済的価値はほぼありません)
- 月齢インジケーターを使った手法の優劣について、本サイトは何も主張しません。検証しているのは「カレンダー上の満月の日に値動きが目に見えて大きいか」だけです
まだ見えていないこと
今回の結果は「月は関係ない」という意味ではありません。今の調べ方では、次のようなことが見えていません。
- 1日の中の動き:使っているのは1日1回の値です。1日のうちの大きな上げ下げは、終わりの値だけでは見えません
- ほかの市場:今は為替だけを見ています
次に調べたいこと
- 1日の高値と安値の幅(値幅)で確かめる
- 株価指数など、ほかの市場でも同じ方法で確かめる
相場の世界で長く語られてきた言い伝えには、まだ数字にできていない何かがあるのかもしれません。いつか、それをデータで見つけ出したいと思っています。
データ出典
- ECB Euro foreign exchange reference rates(Frankfurter API 経由で取得)
- 月齢・朔望の瞬間は Jean Meeus "Astronomical Algorithms" のアルゴリズムによる自前計算(UTC基準)
最終更新: 2026年10月7日 00:48 (UTC)(毎日自動更新)