満月の日は潮の満ち引きが大きい?

多い

満月・新月の前後に干満差が大きくなる現象は「大潮」として暦に記載されています。

平均(全期間)
1.73 m
満月の日 (±24時間) の干満差
2.08 m
新月の日 (±24時間) の干満差
2.06 m
対象データ
2015年〜2024年・サンフランシスコ検潮所(NOAA)・3,447 日分

第2幕: 月でないなら、何が——

+20%

満月の日の干満差は平均より約20%大きい。これは月と太陽の引力そのもので、「大潮」として暦に載っている、人類が最も古くから知る月の実効です。

いいえ。これは月です。月にも、できることはあります。

なぜこのトピックがあるのか

ご存じの通り、潮の満ち引きが月によって起きることは検証するまでもない事実です。それでも本サイトはこれを、他のトピックと完全に同じ統計手法・同じ判定基準で検証しました。

理由は単純です。「差は見られない」ばかりを並べるサイトは、「差がないと言うために作られたのではないか」と疑われても仕方ありません。そこで、効果が確実に実在する現象を同じ装置にかけて、判定がきちんと「多い」に振れることをお見せしています。測定器の動作確認、統計学で言う陽性対照(ポジティブコントロール)です。

この判定はどう計算しているか

サンフランシスコ検潮所(NOAA、1854年から観測が続く古典的な観測点)の検証済み潮位データから、各日の干満差(その日の最高潮位と最低潮位の差)を計算します。あとは地震や出産とまったく同じです:満月の瞬間±24時間に入る日の干満差を、全期間の平均と比較し、95%信頼区間で判定します。

  • 満月・新月の前後で干満差が大きくなるのは「大潮」、上弦・下弦の頃に小さくなるのは「小潮」として、暦に何百年も前から載っています
  • 厳密には、大潮のピークは満月・新月の瞬間より1〜2日遅れます(潮齢と呼ばれます)。±24時間窓はピークを少し外すため、本ページの「+◯%」は実際の大潮効果よりやや控えめな数字です。それでも判定が揺らがないほど、月の効果は強いということです

月は無実ではなかった

本サイトは「月の濡れ衣を晴らす」サイトですが、すべての容疑で無罪を主張しているわけではありません。月の引力は海全体を動かしています。地震や出産のページの「差は見られない」と、このページの「多い」が同じ計算から出ている——それが本サイトの判定を信頼してよい理由です。

データ出典

  • NOAA CO-OPS Tides & Currents(米国海洋大気庁、サンフランシスコ検潮所 station 9414290、パブリックドメイン)
  • 月齢・朔望の瞬間は Jean Meeus "Astronomical Algorithms" のアルゴリズムによる自前計算(UTC基準)

最終更新: 2026年6月11日 13:31 (UTC)(毎日自動更新)